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心のバリアフリー |
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最近では、高齢者や障がい者、妊産婦、乳幼児連れの方、ケガをしている方などでも利用しやすいように建物や施設、設備などのバリアフリー化が進められています。 でも、いくら建物や施設がバリアフリー化されていても、建物や設備を管理している人やまわりの人たちの理解や協力がなければ意味がありません。 バリアフリーの取り組みの中で、市民が高齢者やお身体の不自由な方のことを理解して、心遣いや協力をすることを『心のバリアフリー』といいます。 |
現代は、健康な人にとっては便利で安全に生活できる環境になってきています。 しかし、身体の不自由な人、病気やケガをしている人、妊婦や小さな子どもを連れている人などにとっては不便で危険なことがたくさんあります。 このように、身体の不自由な人たちにとって利便性や安全性を遮っているものを『バリア』と呼びます。『バリアフリー』とは、この『バリア』を取り除くことをいいます。 『バリア』を取り除くことによって、身体の不自由な人たちでも便利で安全にまちに出たり、仕事をしたり、社会参加がしやすい環境になります。 |
例えばこんな『バリア』があります。 |
建物や設備のバリア |
情報のバリア |
制度のバリア |
建物の段差や幅のせまい通路、すべりやすい床などは、車いす利用者や歩行の困難な人たちにとってのバリアとなります。 | 目や耳、言葉を話すのが不自由な方等にとって、外の情報を得たり、コミュニケーションができないことがバリアとなります。 | 制度や決まりごとによって、障がい者や身体の不自由な人等が利用できない又は利用しづらいこともバリアとなります。 |
時間のバリア |
心のバリア |
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足腰の弱い人や歩行が困難な人等にとって、短い時間や限られた時間での移動を強いられることなどがバリアとなります。 | まわりの人の無理解やマナー違反、非協力的、無関心、自分勝手な行動、差別的な見方などがバリアとなります。 |
身体の不自由な人やお年寄りのことを理解して、困っているときには積極的に声をかけて協力するなど、わたしたちの心の中にある「無関心」「非協力的」「自分勝手」などといった『心のバリア』を取り除きましょう。 また、わたしたちの『心のバリアフリー』によって「建物や設備のバリア」や「情報のバリア」などをバリアフリー化することもできるのです。 |
◆バリアフリーの心1:積極的に声をかけましょう。 |
◆バリアフリーの心2:ルールやマナーを守りましょう。 |
◆バリアフリーの心3:高齢者や障がい者の気持ちを知りましょう。 |
◆バリアフリーの心4:高齢者や障がい者について学びましょう。 |
◆バリアフリーの心5:サポートやコミュニケーションの仕方を学びましょう。 |
身体の不自由な方やお年寄りなどが困っている様子のときは「何かお困りですか?」「何かお手伝いできることはありますか?」など積極的に声をかけてみましょう。 困っている人の中には、自分からは頼みづらい方もいらっしゃいますので、まわりの人から声をかけてみましょう。 また、声をかけて断られても、自分でできることは自分でやりたいという方もいらっしゃいますので、時には手を出さずに見守ることも大切です。 |
【高齢者や障がい者に関わるシンボルマーク】 |
まちで見かける様々なシンボルマークの意味を正しく理解して、適切な配慮をすることも大切です。 国内外で普及されている主なマークについて取りまとめてみました。 こちらへ⇒ |
【障害者用駐車場の利用について】 | |
最近では、車いす利用者や障害者用の駐車スペースが設置されている駐車場が増えています。 これらは、車いす利用者や身体の不自由な方など歩行や移動に支障のある方の身体の負担を軽くして、安全に施設を利用できるように設けられているものです。 例えば、車いす利用者は自動車の乗り降りに際して、車のドアを開けたまま車いすへ乗り換えるという動作を行うために、駐車スペースの幅が広く設けられています。また、障害者用駐車スペースは、移動に負担がかからないように施設に近い位置に設けられています。 最近では、車いす利用者や障害者用に設けられた駐車スペースに健常者が自動車を停めるために、本来利用できる人が利用できないことが社会問題となっています。 このようなことを理解し、健常者が障害者用駐車スペースを利用しないようにしましょう。 |
【車いす利用者用駐車スペース】 バリアフリー新法では、車いす利用者が安全・円滑に施設を利用できるような駐車スペースの確保を定めています。幅を3.5m以上とすることや施設までの移動経路に段差を設けないなどの規定があり、また、車いす利用者用駐車スペースには車いす利用者用駐車施設であることの表示がされます。 |
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【障害者や妊婦、けが人、乳幼児連れの方などのための駐車スペース】 バリアフリー新法では、上下肢障害者や妊婦、けが人、乳幼児連れの人などが利用できる通常の広さの駐車スペースを車いす利用者用駐車施設に近い場所に確保することが望ましいとされ、施設によっては車いす利用者用以外にもスペースが設けられているところもあります。 |
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【国際シンボルマークと駐車場の関係】 障害者を表す国際シンボルマークは多くの場所で使用されています。 このマークは「障害者が利用できる建築物や施設」を意味するマークであり、車いす利用者だけではなく「すべての障害者」を表しているマークです。(ただし、法的拘束力はありません。) このため、このマークのみが表示されている駐車施設は車いす利用者を含めた「すべての障害者」が利用できることを表していることになります。(車いす利用者用駐車施設には、前述のとおり車いす利用者用であることの表示がされています。) |
【高齢者疑似体験・車いす体験・片まひ疑似体験・視覚障がい者疑似体験】 |
網走市社会福祉協議会では、「出前講座」事業のメニューとして『高齢者疑似体験』『車いす体験』『片まひ疑似体験』『視覚障がい者疑似体験』を行っています。 これは、車いすや専用の疑似体験セットを装着し、一時的に高齢者や障がい者の身体状況になってもらい建物やまちの中に出るなどして体験していただくものです。 出前講座は、市民団体や企業、学校、グループなどを対象に無料で行っていますのでどうぞご利用下さい。 【お問合せ】網走市社会福祉協議会 総務・地域福祉課 ボランティア・市民活動係 網走市市民活動センター(TEL:0152-61-4822) |
【バリアを探してみましょう。〜バリア・チェック〜】 |
最近では、公共施設や宿泊施設、事業所、お店などで来客者用に車いすが用意されています。 この車いすを使って、施設を管理している職員やお店の従業員が自分たちが管理している施設やお店の中をまわり、どの場所が車いす利用者にとってバリアとなっているかをチェックすることができます。また、これを目隠しや耳栓をして行うことで、視覚や聴覚に障がいのある方に対するバリアを見つけることもできます。 このように、自分たちの職場にあるバリアをみつけて、どのような方法でそのバリアを解消するかを検討してみましょう。 |
まちで行われている講習会や研修会、ボランティア活動などに積極的に参加するなどして、高齢者や障がい者について学ぶことが大切です。 人が年齢を重ねていくにしたがって起こる心や身体の変化や、認知症などの高齢者がかかりやすい病気について学んだり、障がいについて学ぶことで適切な心遣いや対応ができるようになります。 また、これは他者について学ぶと同時に、将来の自分について学ぶことでもあります。 |
【出前講座】【つながろう!講座】 |
網走市社会福祉協議会では、「出前講座」事業のメニューとして高齢者や障がい者についてや介護予防などに関する講座を実施しています。出前講座は、市民団体や企業、学校、グループなどを対象に無料で行っていますのでどうぞご利用下さい。 また、年数回『つながろう!講座』として、社会福祉やボランティアなどに関わる様々なテーマの講座を開催しています。講座の開催にあたっては、ホームページや広報誌などで随時お知らせしています。 【お問合せ】網走市社会福祉協議会 総務・地域福祉課 ボランティア・市民活動係 網走市市民活動センター(TEL:0152-61-4822) |
【認知症サポーター養成講座】 |
網走市認知症介護研究会では、『認知症サポーター養成講座』を実施しています。 これは、多くの人に認知症を知っていただくための講座で、市内のキャラバンメイトと呼ばれる講師が認知症の基本的な知識や、認知症の方やご家族との関わり方などについてお話しします。 【お問合せ】網走市認知症介護研究会事務局(電話:GHすろー・らいふ台町(0152)61-6131) |
高齢者や身体の不自由な人、困っている人への適切なサポートができるように、サポートの仕方や接し方(コミュニケーション)を学びましょう。 障がい者といっても、目や耳の不自由な人や足腰の不自由な人、内臓に病気や障がいのある人など様々です。 車いす利用者への介助の仕方や、目や耳に障がいのある方とのコミュニケーションの方法などを身につけることで、安全で適切なサポートができるようになります。 |
【サービス介助士検定資格普及事業】 |
網走市社会福祉協議会では、『サービス介助士検定資格普及事業』として『サービス介助士』検定資格の取得講座を開催しています。 この資格は、高齢者や障がい者に関する基本的な知識やコミュニケーションの方法、車いす利用者や目の不自由な方などに対する適切なサポートの方法を学ぶ検定資格です。 詳しくはこちらへ⇒『サービス介助士』 【お問合せ】網走市社会福祉協議会 総務・地域福祉課 地域福祉係 網走市総合福祉センター内 (TEL:0152-43-2472) |
【絵記号を使ったコミュニケーション方法】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目や耳、発語、知的な障がいなどによってコミュニケーションに支障がある方が、外部の情報を得たり人との意思疎通を図るための手段として、手話や点字、口話、筆談、要約筆記などが知られています。 このような、コミュニケーション手段のひとつに「絵記号」を使った方法があります。 これは、2005年4月に経済産業省が、文字や話し言葉によるコミュニケーションの困難な人の意思疎通を支援するため「コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則」という絵記号に関する日本工業規格(JIS)を定めました。 この絵記号には、「人・動物」「動き・様子」「文化・社会」などといった区分により、様々な事物や人の動作などが絵記号として表されており、これらの絵記号を組み合わせることで意思表示を行うのです。 この方法は、言葉を使わないため外国の方との意思疎通の方法としても活用することができます。
※絵記号は、財団法人共用品推進機構ホームページよりダウンロードできます。 |
社会福祉法人 網走市社会福祉協議会 〒093-0061 北海道網走市北11条東1丁目10番地 網走市総合福祉センター 内 電話: (0152) 43-2472 ファックス: (0152) 43-3919 Eメール:a432472@herb.ocn.ne.jp |
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